概要
このページは公害防止管理者試験のデータや受験に関することをまとめています。
難易度の高い資格ではありますが、要点を押さえて合格を目指しましょう!
難易度(R4年のデータ)
全科目受験で一撃で合格出来る方はかなりすごい方です。
合格率
合格率 | |
水質関係第1種 | 全科目受験 :10.7%(306人) 科目合格あり :40.1%(1468人) 全体 :27.2%(1774人) |
水質関係第2種 | 全科目受験 :3.1%(23人) 科目合格あり :29.9%(141人) 全体 :13.5%(164人) |
水質関係第3種 | 全科目受験 :8.2%(167人) 科目合格あり :50.0%(22人) 全体 :31.3%(189人) |
水質関係第4種 | 全科目受験 :7.0%(337人) 科目合格あり :37.8%(104人) 全体 :18.5%(441人) |
R4年水質1種の結果からは全科目受験して合格する確率は10.7%程度なのです。
科目合格や免除科目があると40.7%です。
よく合格率は30%程度と話に聞きますが…それは全体の話。
その8割が科目合格ありからの合格なので、全科目受験で合格するこの難易度が分かります。
科目数
公害総論 | 水質概論 | 汚水処理特論 | 水質有害物質特論 | 大規模水質特論 | |
水質関係第1種 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
水質関係第2種 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
水質関係第3種 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
水質関係第4種 | ○ | ○ | ○ |
科目別の合格率
合格率が高い:大規模水質特論 70.8%
水質概論 58.6%
合格率が低い:水質有害物質特論 30.8%
公害総論 22.0%
公害総論が22.0%と合格率の低さで、難易度高い事が分かります。
公害総論は公害(大気、水質、騒音、振動等)全体の例年の傾向を知る必要があります。
水質関係で受験する方は、大気関係を知らない場合が多い為、正答率が下がる傾向になります。
他にも、近年の傾向など1~2問は完全にテキストに書いていない問題も出ます。
テキストから読みとれなくても、的外れな内容を取り除いて正答率を上げる事が大切です。
何で受けるべきか。
勉強時間に余裕がある方。
水質関係第1種を受けましょう。
勉強量が多くなりますが、1年で受かれば(すごい)と思いながら勉強しましょう。
もし、科目で落としても、2年間の猶予があるので、科目を絞って勉強して合格を目指しましょう。
※水質関係第1種を受験時、1年目に公害総論,水質概論,汚水処理特論など科目合格して、次の年に水質関係第4種,3種,2種に変更した場合、1年目に合格した科目の免除を貰う制度はありません。
次年度に水質関係第1種を受験した場合のみ免除が適用されます。
※公害総論、水質概論は近年の環境汚染/公害の傾向問題、最新の法律などがでるので、数年後のテキストだと、少し勉強に支障が出ると思います。
周りの方に3年連続で受けたが、1科目だけが合格が出来ず、環境の変化で勉強時間が取れなくなり、免除科目が外れて、受験を諦める方もいらっしゃいます。
1年目でなるべく多く免除を取り、2年目で残り科目に集中して合格を目指すことがいいと思います。
途中で安心したい方。
水質関係第4種を受けましょう。
勉強量が減る分、一つの科目に力を入れやすいです。
もし科目を落としても、1,2科目ならまだまだ、気持ちの余裕があります。
※例年の傾向が出題される公害総論、水質概論を免除に持っていけると、テキストの買い替えも必要ないと思います。
残りの汚水処理特論、水質有害物質特論、大規模水質特論は技術的な科目なので、数年前のテキストでも対応できると思います。
水質関係第4種合格出来ると。時間と気持ちに余裕を持って、水質関係第1種の2科目を受ける事が出来ます。
受験回数が多くなる可能性がある為、受験会場まで距離があり、何回も移動や宿泊することが困難な人はデメリットとなりそうです。
自分の場合。
私は水質関係第1種を受けて、公害総論を落とし2年目で全科目合格しました。
もし、水質関係第4種を受験可能(私事都合で選択肢に出来なかった。)で、受験会場までの移動や宿泊に無理ないなら、水質関係第4種を受けていたと思います。
参考資料
実際に使用した参考資料です。勉強の参考にしてください。
試験問題は基本ここのテキストから出題されます。
・公害総論、水質概論は近年の環境汚染/公害の傾向問題、最新の法律などがでるので、数年後のテキストだと、少し勉強に支障が出ると思います。
・汚水処理特論、水質有害物質特論、大規模水質特論は技術的な科目なので、数年前のテキストでも対応できると思います。
過去問は検索すれば出てきます。
解説が気になる方、実際に本に書きこみたい方は購入してもいいと思います。
勉強方法
私が合格するまでの勉強方法です。他にも色々な資格に取り組んできたので、参考にしてみてください。
計算問題の難易度はあまり高くありませんが、暗記量が多い為、3か月は見た方がいいと思います。
1. まず、過去問を解きます。この段階では全く解けません。解読不可です。
※過去問に出たところをテキストに直接マーカーを引く10年分もすれば、テキストを見ると出題傾向が分かります。
2. 5年分程度、過去問を1周マーカーを引いた頃には。少しは解けるようになるので。
間違えた問題に印つけて、試験日が近くなったら解きなおす。
※間違えた問題に×、疑問が残る問題には△を付けると、正解率が上がると思います。
3. 公害総論は、よく出題される法令の暗記と良く出る範囲は、過去問に出ていなくても、一読するといいです。
※法律が作られた年や達成率の悪い順番などの問題が出ることがあります。
一読すると、最初に書いてあった事と、最後に書いてあった事ぐらいは頭に残ると思います。
だいたい、最初に書いてることが達成率がよかったり、最後に書いてることが作られた年が遅かったりするような本の書き方をしているので、頭に少しでも入れれると初めての問題が出た時に少しは役に立つと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも悔しい思いをする方が減ったら幸いです。
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